宝塚記念

さぁ、春のG1も最後となりました。今週はグランプリレース宝塚記念。
最強イクイノックスを中心とした予想になりますが、果たして一強で決まるのか。ラストに相応しい素晴らしいレースになりそうです。

では、まずはそのレースの特徴。
阪神2,200m。内回りコースを1周強回る。正面スタンド前の直線右端からのスタートで1コーナーまでの距離が525mと長い。
最後の直線は356.5mと反対に短い。
残り200m～80mの間に高低差1.8mの急坂が待ち構えるタフなラスト。

直線が短いため、東京コースのような後方一気では好走できないため直線に入る前から仕掛けが始まります。この点は有馬記念にも近さがあります。

そうすると位置取りも非常に重要。そのため最初のコーナーまでの長い直線がハイペースになりやすい。でもペースを間違えると最後息切れ。
まずコース自体が波乱が起きやすいというのが宝塚記念なのです。

実際に過去10年間で1番人気が勝利したのは何と2回。馬券外も何と5回。
2015年のゴールドシップ（15着）、2017年のキタサンブラック（9着）と単勝1倍台の人気でも平気で飛んできました。
ゴールドシップはスタートで立ち上がってしまったため不運ではありましたが、キタサンブラックは謎。

そもそも荒れ要因はコースだけにあらず。ポイントをいくつか挙げると
①.2,200mという非根幹距離
②.最終週で梅雨時。よって馬場が荒れやすい。特に去年までの京都開催分を阪神でやってた時期は尚。
③.そもそも暑い。馬は暑さに弱い。

この辺りに尽きます。とくに30度を超えるような事もある中、ボコボコになった馬場でハイペース。前総崩れで外差しが決まる。なんて光景は、ある種当たり前なのかも知れません。
また牝馬が結果を残してるのも特徴。この点に関しては、牝馬が向いている、というよりは宝塚記念に出れるような牝馬はそもそもかなりタフなコースに勝機がある強い馬であるため、最後斤量の-2キロが差になるんじゃないかな、と私は考えております。

ではでは。本日の私の予想。
◎ 5.イクイノックス
◯ 9.ジャスティンパレス
▲ 10.ディープボンド
⭐︎ 17.ドゥラエレーデ
△ 3.8.11.12.13

といたしました。

本命はやっぱり5.イクイノックス。
前述したように宝塚記念は強さ関係なく飛ぶ可能性があるレース。且つイクイノックスは美浦所属の関東馬。阪神コースは走った事もなく、今回は栗東滞在。コース的にも直線の長い東京がベスト。

でもやっぱり世界最強。なにより勝ってほしい。イクイノックスに。

宝塚記念が盛り上がる１つの理由はグランプリレースだから。

年末のグランプリレースが有馬記念で、こちらは春のグランプリレース。ファン投票が行われるファンのためのレース。
もちろんこれはJRAが売り上げを伸ばすためにプロモーションしてるだけの話で、本来は時期的にもかなり過酷であり悪条件。

過去にもウオッカやアーモンドアイといった人気馬がファン投票で1位になりながら不出走となっています（2年連続）。この2頭は距離適性などの感もありますが。

もはや世界最強の称号を得ているイクイノックス。春は全休でもいいところ。そんな陣営の気持ちに、私はのりたい。競馬ファンのために走るのだから。

対抗は9.ジャスティンパレス。
10.ディープボンドにも言えますが、前走は春の天皇賞（3,200m）。その前哨戦が阪神大賞典（3,000m）と長距離を2回続けていますので、嫌う人もしばしば。
実際ローテーション的にも実績は悪い。
でも今年に入り有馬記念比で16㌔増量してから体重を落とさずに2戦2勝。まだ底を見せていない分、やはりここが対抗。タイトルホルダークラスの馬の可能性も。

続いて10.ディープボンド。勝ち切れないところが多いですが、昨年も同じローテーションで4着。まだ力が衰えてはいない事を考えればヒモにはおきたい。

穴狙いとしては17.ドゥラエレーデ、もしくは8.ヴェラアズール。

イクイノックスが勝ちきれないパターンとしては、超スローな展開になって、後ろから差しきれないパターンか、前にいく気を見せてしまいハイペースに揉まれて最後差されるパターン。

前パターンで穴を狙うなら3歳のため斤量が53㌔で走れる17.ドゥラエレーデ。

イクイノックスが前走ドバイのように前で競馬をしてしまった場合、マークしてる残りの馬もペースが速くなりますし早仕掛けにもなる。そしてバテる。
そうすると後ろからの競馬で差せるなら8.ヴェラアズールかと。

若干評価を下げたい人気馬は11.ジエラルディーナ。阪神2,200mはエリザベス女王杯で勝利しているものの、なんとなく、どのパターンでも馬券外になってるイメージ。人気もあるんで買ってもヒモまで。

以上。では本日も盛り上がっていきましょう。
春のG1が終わるのに併せ、私の発信も夏は少しペースが落ちるかと思います。
秋のG1の時期には同じ熱量で発信できるようまずは宝塚記念をしっかり勝ち切りたいと思います。
ではでは。皆さま良い日曜日を❗️