皐月賞


さぁ!本日は皐月賞。牡馬クラシックG1の初戦となります。
先週の桜花賞同様かなりの混戦模様。

まだまだ世代間での対戦も少なく順位付けは終わっていない。どの馬が来てもおかしくない大変予想しがいのあるレースとなっています。

皐月賞について
「最も速い馬が勝つ」
古くからそう言い伝えられてきたレース。
日本ダービーは直線の長い東京での2,000mと上がり勝負になりやすく、菊花賞は3,000mのスタミナレース。

そんな中、皐月賞は中山2,000mでの開催。
それまで小頭数やスローペースの経験しかない馬たちがいきなりのフルゲート。そして小回りコース。
メンバーレベルも格段に上がり位置どりが激しくなり、結果ハイペース。
そうした展開の中、スピードに耐えられる馬でないと、中々対応できない。
「最も速い馬が勝つ」にはそんな解釈をしています。

コース形態
中山競馬場開催の2,000m。内回りコースを使用。
正面スタンド前の直線右端がスタート地点でコースをぐるっと1周強。
最初の1コーナーまでの距離は約405mと長いためそこまで外枠が不利になるコースではない。
直線は約310mで短め。ゴール前に高低差2.4mの急坂があり、スタート後すぐとゴール前で二度急坂を経験するため、馬力・スタミナが要求される。

と、そんなコース。
また中山競馬場は今週が最終週。2月後半から使い続けた芝は荒れ、ボコボコに。
タフな馬場状態もレース予想に重要なファクターになります。


では本日の予想

◎ 10.レガレイラ
○ 17.ビザンチンドリーム
▲ 13.ジャスティンミラノ
☆ 12.コスモキュランダ
△ 1.3.5.9

以上。

どの馬にもチャンスがありそうな混戦模様の中、私の想定のレース展開等シナリオをもとに絞らせていただきました。

まずは本命は10.レガレイラ。現在1番人気。唯一の牝馬参戦。

昨年末のG1ホープフルステークス、同条件の中山2,000mの勝馬。
通常は牝馬であれば、2歳時はホープフルステークスではなく、阪神JF(1,600m)を目指すのがメインローテ。
そんな中、牡馬に混じって参戦ホープフルステークスを後ろからまくっての差し切り勝ち。

3歳になってからも本来なら先週の桜花賞を皮切りに牝馬クラシックを目指すのが普通ではありますが、牡馬クラシックである、この皐月賞に参戦。勝てば76年ぶり快挙。

過去には牝馬でオークスに行かずダービーに参戦し、勝ったウオッカなる名馬がいますが、本当に数えるほどしか牝馬が牡馬クラシックに勝つことはおろか参戦すること自体が稀です。

まぁ出遅れ癖がある点、1,600mより2,000mの方が適性があるのかも知れませんし、中山なら長期輸送は無し。
そんな理にかなう点はありますが、それよりも競馬会を盛り上げようという心意気の面が強いように思います。
頑張ってほしい気になります。

斤量も牡馬に比べホープフルステークスの-1kgから今回-2kg。
出遅れ癖があり、前哨戦無しのぶっつけ本番。ルメール不在、と不安要素はあれど、この馬が本命。

本命が決まったところで、混戦ゆえに多少広く人気薄馬を押さえたい。
よって馬券妙味を出すため人気馬の何頭かはカット。

切る馬
2.メイショウタバル(現在3番人気)。
前走では阪神G3毎日杯を逃げて6馬身差の圧勝。そしてなんと上がり最速。
逃げといて上がり最速という化け物みたいな競馬。しかも重馬場。
いかにも中山の今の荒れ馬場でも対応可能な感のある一頭。
しかし私はレガレイラを本命にしてることもあり、今回は差しが決まる競馬と想定。前目で戦う馬を積極的にカット。
特に、ある程度ペースが速いことを考えると、逃げるだろう当馬は残せないと判断。距離延長もマイナス評価。
これも入れるとなると絞れない事もありカット。

8.ジャンタルマンタル(現在5番人気)。
2歳G1の朝日杯FSの勝馬。
前走共同通信杯では2着に負けるも、前哨戦仕上げ且つ2,000m以上への距離対応のため、内容も折り合い重視。
ただ負けたことに関しては良いとしても、上がりも最速ではなく、距離不安に併せて「そもそもそこまで強い馬ではないのでは?」という要素あり。

G1馬且つ鞍上は川田将雅。川田も中山競馬場では乗る機会も少ないですし、ここでは評価せず。カット。

14.シンエンペラー(現在4番人気)
この馬もカット。
サイバーエージェント藤田社長の馬。
兄に凱旋門賞馬ソットサスを持つ国際的な良血馬。よってタフな馬場もいけそう。
デビュー当時から高い期待をされ、昨年のホープフルステークスの2着馬。
最後はレガレイラに差されるわけですが、直線先頭に立ってからソラを使った(集中力を無くす)ようなまだ幼さの残るレース内容。その時点では底は見せてない感じではあった。

そして前哨戦のディープ記念で2着。
折り合い重視の教育競馬ではあったとは言え、なんとなくだらし無い感じ。
まだ成長過程と捉えてる方が多い馬ではあるものの、「こいつもそこまで強くないのでは?」感あり。
そもそもデビュー当時からこれだけの血統や評価の馬がそのまま歴史的名馬になることは少ない(個人的感想)と思う点も評価下げ。

鞍上も矢作厩舎ゆえの坂井瑠星と分からなくはないが、前走乗った川田将雅がジャンタルマンタルを優先したと考えるのが無難でここでのテン乗りはマイナスと評価。カット。

と以上の理由から人気馬3頭を思い切ってカット。

そんな中、対抗は17.ビザンチンドリーム。現在7番人気。
そもそも大外枠どうなんだ、って枠ではありますが比較的外枠でも走ってますし、内が荒れてる分そこまで外枠は悪くない印象。
まだ2戦2勝と戦績も少ない馬。
前走きさらぎ賞からの参戦も、過去馬券にからむ機会が少なくこの人気。

しかし、2戦ともに出遅れからの後ろから一気。昨年のソールオリエンスを思わせる走りっぷりに化け物級と素質評価。

続いて3番手評価は13.ジャスティンミラノ。現在2番人気。
こちらジャスティンの冠はABCマート創業者三木正浩オーナーの馬。最近勢いありますね。
この馬も前走共同通信杯でジャンタルマンタルに勝った事から評価鰻上り。
この馬の良さはなんと言っても操縦性の高さ。
前走は後ろから戸崎がスローとふんで前に上げて、その上で折り合いがついて直線再度伸びての勝利。スローペースのバイアスはあれも非常に強かったと評価します。
飛びが大きく中山よりも東京向きな感もあり、右回りも初と不安要素もあるものの、レガレイラに勝てる可能性がある馬と評価。

⭐︎印には12.コスモキュランダ。
個人的には前走のままデムーロ鞍上で良かったように思いますが、乗り替わりは雷神モレイラ。
先週からの2週連続G1がかかっています。

前哨戦ディープ記念。シンエンペラーに勝った馬。
例年同舞台である割にディープ記念組の評価は高くなりませんが、理由はディープ記念がスローペースになりがちのため。
しかし今年は2分切りのタイムとスピード決着である点、舞台適正は問題ないため評価。

ヒモには人気の割に一発のありそうな後ろから差し込む馬を揃えました。

本日の買い目は
3連複フォーメーション
10→ 13・17→ 1・3・5・9・12・13・17
以上11点。

切った3頭が絡んだ場合の押さえとして

ワイド10→ 13・17の2点。
これで最悪でも負けはなくなりました。

本日の予想は以上。
76年ぶり牝馬の皐月賞勝利となるか!注目の一戦です。頑張っていきましょう!

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