今週末はジャパンカップ

さぁ今週末はジャパンカップ。
有馬記念と並んで国内最高優勝賞金4億円。
天皇賞からの参戦も多く、ローテ含め予想が難しい一戦になります。

今週はそんな天皇賞にまつわる話。
昨日の負けのショックからもう書いちゃいました(ウフ)

今年はパンサラッサの大逃げという見応えのあるレースでしたが、1998年天皇賞サイレンススズカを思い出したファンも多かったかと思いますので、その話を。

歴代最強馬との呼び声も高いサイレンススズカ。3歳時には気性の荒さから成績が安定せずクラシック戦線にはからめませんでしたが、武豊と組んでから4歳時に覚醒。
一度もハナを譲ることのない大逃げを打つ名馬であり、毎度1,000mを通過する際にはそのペースの速さに大歓声が上がる、ファンに愛された名馬。

過去にはスポーツ雑誌Numberにて
「ディープインパクトはサイレンススズカを差せるのか」なる記事が特集された事もあり(メインの鞍上はどちらも武豊)、間違いなく歴代最強馬に挙がる一頭。

1998年天皇賞に話を戻します。この年の天皇賞はなんと12頭立て。サイレンススズカの参戦によって多くの有力馬が逃げたと言われています(エアグループ、スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダーなどがバリバリの時期です)。
単勝は1.2倍。6連勝を引っさげての天皇賞。

いつも通りの大逃げで1,000mタイムは57.40。超ハイペースに場内大歓声。後続馬に10馬身以上離し、誰もが大逃げ勝ちを疑わなかった瞬間。4角の手前でガクッと崩れ落ち失速するサイレンススズカ。
即座に競争を中止。歓声は悲鳴に変わり、実況アナウンサーの「沈黙の日曜日!」という名言が生まれます。

この実況については、
何うまいこと言ってんだよ・・
ってな気持ちでした(サイレンス=沈黙)。

前脚を粉砕骨折し予後不良。安楽死の措置が取られ、ここでサイレンススズカの競馬人生が終わります。

あれだけのトップスピードで粉砕骨折をしたのにも関わらず、転倒せずに外ラチに移動する姿は涙無くしては見られません(閲覧注意)
後に武豊は「自分を守ってくれたんじゃないか」と語っています(転倒してたら後続馬に踏まれますからね)
武豊が悲しみのあまり、初めて泥酔するまで酒を飲んだとのエピソードもあります。

話は現代に戻り、今年の天皇賞。
パンサラッサの大逃げで沸いた東京競馬場。皆が同様に1,000mのタイムを待ちわびていました。
なんと57.40。
57.3でも57.5でもなく57.40。サイレンススズカと同タイム。

最後にはイクイノックスに差されてしまいましたが、ディープインパクトとサイレンススズカの伏線まで回収するかのごとく、最高のレースでした。
競馬にはドラマがありますね😢

私も涙なくしてはこのレース見れませんでした。

それは別にサイレンススズカの事を思っての事ではなく、全く馬券に関係ないジオグリフを軸にしてしまっていたからです。

おしまい

今週も頑張りましょう。

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