こんにちは。
本日は日経新春杯(G2)の解説、予想をしていきます。どうぞよろしくお願いします。
日経新春杯。中京競馬場2200mのレースになります。日本経済新聞がスポンサー。
本来は京都開催で行われますが、例の如く補修工事のため中京競馬場にて開催されます。これが一つめの予想のポイント。
そもそも中京2200mというコースでは重賞開催がなく、2020年以降、阪神新聞杯、京都新聞杯、そしてこの日経新春杯、この3つが京都競馬場の補修工事の関係で中京お引越し。よって過去レースで上記3レースで好走実績のある馬は、経験のない馬に比べるとエントリーしやすいレースになります。
もう一つのポイントはハンデ戦である事。今年からの斤量増もあり下は54㌔、上は59㌔。当然戦績のある馬ほど重い斤量になります。
そうすると戦績の多い馬の方がハンデがキツくなってしまう事が多く、高齢の馬の方が厳しさを感じる印象。
4歳などはその点ハンデも軽く、成長途上であることからも過去レースにおいて馬券に絡むことも多いです。
つまり、馬の強さだけでなくハンデとの兼ね合いもレース予想の醍醐味になってきます。
出場馬の中では注目はなんと言っても2.ヴェルトライゼンテ。昨年ジャパンカップの3着馬です。
1番人気想定ではありますが、現時点単勝4.2倍。力量だけで言えば頭1つ抜けてると思いますがトップハンデの59㌔。やはりここが相当買いづらくしているものと考えられます。普通なら2倍割れまであり得るかと。
そして最後3つ目のポイントは来週には中山にてアメリカンジョッキーCが開催される事。中山2200mでこちらはハンデ戦では無い。同じG2であり、賞金はむしろこちらのが上。
各馬、とくにハンデがきつい馬が、それでも日経新春杯を選んだ、わけですね。そこをプラスマイナスどう考えるか。
じゃあヴェルトライゼンテ。陣営のレース選択の事情はいくつも想定され、「輸送」なども考えられるなか、1番の理由はおそらく「左回り」を選んだのではないか、と考えられます。
現在、JRAの競馬場は10ヶ所あるわけですが、「左回り」コースは、東京、新潟、そして中京の3ヶ所のみ。阪神、京都、そして中山など含め残り7ヶ所は「右回り」のコースになっています。
ヴェルトライゼンデ。中山オールカマーで7着と凡走した点、その後の東京ジャパンカップではダノンベルーガ、デアリングタクトを上回る3着。と、左回り適性とハンデの厳しさを天秤にかけ、日経新春杯を選択したと考えられます。
苦肉の策という判断をすればマイナスポイントにも出来ますが、春のG1はほぼ右回り。大阪杯、天皇賞春、宝塚記念は全て阪神。
高松宮記念(中京)、安田記念(東京)は左回りですが距離が短い。
あえて右回りを克服させて春のG1戦線に挑もうと考える事も出来ますが「左回り」を優先。
と考えればさすがにここは負けられないかと。
(一応、左回りで言えば3月末にドバイシーマクラシックがありますが)
と、この時期のレース予想は通常の予想とは違った視点を持つことも楽しさの一つなわけですね😄
では本日の予想。
◎ 2. ヴェルトライゼンデ
◯ 9. プリマヴィスタ
▲ 3.ロバートソンキー
⭐︎ 4.ハヤヤッコ
△ 1.10.13.14
以上。私はヴェルトライゼンデがハンデを乗り越える、という予想にしました。
難しいのは土曜日見る限り、かなり馬場が重い。中京も直線は長く、差し足勝負になると想定しやすいですが、若干前残り。スローペースなら多分人気馬総崩れも。
10,13が前残りになってしまう可能性を残してヒモに。
4歳馬は成長余地はあれどちょっと人気もあるので1.ヤマニンゼストまで。3番人気8.ヴェローナシチー、5番人気12.プラダリアはカットする事にしました。
注目の穴馬は7番人気4.ハヤヤッコ。本命どころの多くは休み明け、もしくは連戦中。この馬は8月のあと休んで12月に休み明け+14㌔で中日新聞杯を走って0.1秒差5着。
いわゆる叩き2戦目という最高のローテーション。
函館記念という重たい芝で勝てている点など、前目で競馬が出来れば残る可能性あり。7歳にして58.5㌔の斤量はやや過酷な気もしますが期待の一頭です。
以上になります!皆さま良い日曜日を!
日経新春杯(G2)
- 2023年1月15日
- コラム
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