天皇賞(春)

さぁ今週は天皇賞(春)が開催されます!

伝統の長距離G1。京都競馬場の3,200mになります。

近年はそんな距離の長さから層の薄いメンバーになるレース傾向。

特に京都改修期間であった2021-2022年については阪神開催。
ゴール前の上り坂を2回周るマラソンレースであり、体力勝負なんで荒れる要素も0。
2年連続で4番人気までで馬券が決まっています。

そんな体力勝負の近年の主役は、今回もダントツ1番人気のタイトルホルダー。
おそらく1.5倍位のオッズにおさまる事が想定されます。

ここまでだと、今年も無難な面白みのないレースのように思われますが、今年は相当おもしろそうです。

まずはメンバー。
昨年の菊花賞上位3頭が勢揃い。ジャスティンパレス、ボルドグフーシュ、アスクビクターモア。
タイトルホルダーの逃げを阻む可能性があるのは大外アフリカンゴールド。
ディアスティマの存在もありタイトルホルダーの単騎逃げ、にはならない可能性が高そうです。
逃げ馬が多いと先行争いに脚を使ってしまい、結果的に差し追い込み馬に有利に働くケースがしばしあります。先行馬も多い。

二つめのポイントは京都競馬場での開催。
京都もコーナーに上り坂がありますが、そこから下って最後の直線。スピードが乗って直線勝負になります。差しも決まります。

三つめのポイントは天候。
若干雨で渋る可能性がありますが、京都競馬場は水はけがかなり良くなってるそうで、そのあたりも予想を難解にしています。

では。本日の私の予想。

◎ 6.アスクビクターモア
◯ 1.ジャスティンパレス
▲ 12.ブレークアップ
⭐︎ 3.タイトルホルダー
△ 7.13

これでいきます!
本命はアスクビクターモア。まずは京都競馬場で活躍する馬は東京競馬場の巧者である、という私の中のイメージがあります。

その点、タイトルホルダーは東京競馬場では2戦して0勝。走ったのはまだ本格化する前ですが。
タイトルホルダーは阪神が強い。

その点、アスクビクターモアは昨年のメンバーレベルでダービー3着(東京)。
後に菊花賞をレコード勝ち、とスタミナとスピードを兼ね備えているという存在。
前走は出遅れ且つ不良馬場でちょっと競馬になってなかったため、度外視。
枠も良く、馬場が緩まなければ十分馬券圏内に絡めると考えます。

対抗は1.ジャスティンパレス。私、去年の有馬記念からずっと本命に推しています。

前走阪神大賞典をボルドグフーシュに勝っての1着。
直線も前をこじ開ける勝負根性も見せたので勝ち方的には評価。
ただ、稀に見るスローな展開となったため、前走での勝利自体ではあんまり評価を上げるべきではないかな、と感じています。
それでも前走は+16キロと体重を増やしての勝利。
3歳から4歳になって大化けするとしたらこの場面ですので、タイトルホルダーに力で勝てるとしてらこの馬かな、と評価しています。

続いて12.ブレークアップ。現在7番人気。
一応昨年のアルゼンチン共和国杯の勝者であり、距離にも適性がある。道が悪くなってきたら勝機あり。

そして3.タイトルホルダー。やっぱり強い。道悪もOK。
単騎逃げもいけるし、昨年の宝塚記念のようにパンサラッサが前にいた番手での競馬でもOK。
先行馬が多い今回。ペースが速くなってもある程度までは耐えられそう。
昨年の天皇賞では2着に1秒以上の差をつけてるので少なくとも5歳馬以上の馬に負けるとこは考えにくいです。
2倍くらい単勝がつくなら買ってもいいところではあります。

ただ、逃げ馬の難しさは展開がハマらなかったときには馬券圏外まで飛んでしまう点。

例えば。逃げと言えばパンサラッサ。
サウジカップを勝った後にドバイでは10着。大きく負けてます。

ドバイでは外から逃げにまわったのでスタートで脚を使ってしまい、サウジを勝ったことで標的にされて折り合いが少し悪くなった事が要因ですが、逃げ馬の場合結構こんな負け方になることもあります。負けるときは力尽きてますので。

唯一、タイトルホルダーがしっかり負けたのが昨年有馬記念。逃げてペースも緩やかでしたのでまさに完璧と思われた展開で9着。
逃げ馬を軸にしづらいのはこの辺り。

タイトルホルダーの鞍上には横山和生。横山兄弟の長男です。

余談ですが、今年パンサラッサが10着のドバイワールドカップ。ここを勝ったのがウシュバテソーロ。9億円お持ち帰りレース。
鞍上は川田将雅。確か騎手も日本よりもらえた気がします。5%でも4,500万。10%なら9,000万。

この馬。なんと日本で乗ってたのは川田ではなく、この横山和生。
海外レースなので、もしかするとオーナーや調教師から川田が指名されたとかもあるかも知れませんが、ちょっと可哀想に思えます。

しかし、そんなドバイワールドカップが開催されたのが3/25。日本では中山で日経賞が行われていました。
その日経賞の勝利馬はこのタイトルホルダー。鞍上はもちろん横山和生。

どのような背景でウシュバテソーロの鞍上が決まったかは分かりませんが、横山和生にとってタイトルホルダーという馬は他のどの馬よりも負けられない馬であることは間違いない。

6.アスクビクターモアは主戦を田辺裕信が務めてきましたが、前走9着が響いたか、今回横山武史(次男)に乗り替わり。厳しい世界です。

話を戻します。よってタイトルホルダーがすんなり勝つ可能性も高いですが、飛ぶとしたら阪神ではなく、今回の京都のような気ははします。

ヒモはハイペースになったときに馬券圏内が狙えるディープボンド。
外差しが決まるならボルドグフーシュってなところですが、タイトルホルダーを軸に入れるならかなり頭数は減らす必要がありますので、その辺天候などを見ながら決めるつもりです!

ここからは怒涛のG1ラッシュ!頑張っていきましょう。

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