ヴィクトリアマイル

さぁ今週はヴィクトリアマイル!
東京1,600m。牝馬限定のG1となります。

先週NHKマイルと同舞台。Uの字型のワンターンで約530mの直線を走ってのゴールとなります。

コースの特徴はスタートからコーナーまでも最後の直線も長い。実力通りの人気馬で決着しそうなイメージがありますが、先週同様に実はかなり荒れるレースとなっています。

何と言っても2015年。
5-12-18番人気で決まり、三連単はなんとJRA記録の2,070万円。100円が2,070万円です。
それ以外の年も毎年中穴程度の馬が馬券に絡むレース。なぜか。この辺りを紐解くことが本レースのポイントになります。

私の見解はやっぱり距離。
先週は3歳限定が故の「まだマイル適性や力量が曖昧」であるための荒れるレース傾向と説明しました。
今回のヴィクトリアマイルも同じ東京マイルではありますが、牝馬限定ではあるものの4歳以上。適正距離は分かっている。

でもそんなにピッタリ都合よくレースもない。
例えば2,000m位が適正だと分かっていても春は大阪杯を越えれば天皇賞は3,200m。次は宝塚記念もありますがこっちも2,200m。そして7月前のかなり暑い時期であり阪神もタフなコース。
そうすると向かわせるレースがない。

そんなローテーションの事情もあってヴィクトリアマイルには距離延長組、距離短縮組の両方からチャレンジする馬が来ます。

そしてここで距離不安が拭いされれば1ヶ月後に開催される牡馬混合、同じ東京マイルG1の安田記念へ向かう、というローテーションが組めるわけです。

でもやってみたらやっぱり合わない、なんて事になるわけですね。
また距離延長組は普段1,200m位を走っています。短距離はスタートからよーいドンですから、自ずとラップが速くなります。そこに2,000mを主戦にしている馬がついて行こうとすると意外とバテる。

近年の開催におけるそうした距離変更が敗因の1つとなった例を挙げさせてもらうと
距離短縮
レイパパレ(2022年1番人気12着)
ラブズオンリーユー(2020年3番人気7着)

距離延長
レシステンシア(2021年2番人気6着、2022年は6番人気3着)
などがあります。
(それでもアーモンドアイのように1,600mから2,400mまで無双した馬もいますが)

距離が合わない、プラスそうした馬が短縮、延長の両方から参戦する、よってペースが乱れて結果的に、荒れるレースとなりやすい。
そんなところでしょうか。

では本日の私の予想

◎ 11.ナミュール
◯ 6.ソングライン
▲ 2.スターズオンアース
⭐︎ 12.ナムラクレア
△ 3.5.7.8

まずはマイル適性の高い2頭を軸に。
ナミュールは常に本命にし続けてきた馬で素質は相当なものかと。
間隔をあけてのレース、東京マイルであれば上位人気2頭よりも全然おいしいと考えます。
成長余地がある若い馬ですのでここでの爆発を期待。

対抗ソングラインも海外(しかも惨敗)明けではありますが昨年の安田記念馬ですからマイル適性は高い。人気を落としてるところで妙味あり。

ソダシはマイル適性完璧ですが、どうしても人気しますので休み明け、5歳で大外枠。て事で今回も切り。

1番人気スターズオンアースは距離短縮組。
内枠で足溜めて直線で外出して一気って戦いになると思いますが、スタート出遅れたら1,600mじゃ届かないだろうと考えヒモまで。

距離延長組からは12.ナムラクレアを⭐︎。道悪でも走れますし展開が向けば一発はあり得ます。

と、並べてみると割と固めな予想になりました。
本来はソダシが前にいってペースを作る展開を想定しますが外からなので無理矢理にはいかないかと。

よって、そこまでペースも速くならないと思いますので、前が全崩れ、みたいな展開で大荒れにはならないと予想します。

お天気も降っても先週ほど量は降らないでしょう!

では!頑張りましょう!

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