チャンピオンズカップ

さぁ、今週はチャンピオンズカップ。

と、予想に入るその前に。

まずは先週のジャパンカップで最強の証明をしてくれたイクイノックス。
なんと今週引退することが発表となりました(涙)

イクイノックスの引退はある程度既定路線だったように思いますが、何となく今年は例年よりも衝撃的な引退が多いように感じます。

まずは、忘れちゃいけないエフフォーリア。
名牝馬のソダシにデアリングタクト。
近々ではシュネルマイスターにソングラインのマイラー2頭。
そしてパンサラッサ。あの逃げがあったおかげでレースが盛り上がりました。

イクイノックスだけでなく、今年は時代を作った馬の引退が目立ちます。
年齢に応じてそりゃいつまでも走ってくれるものではありませんが、寂しい限りです。

武豊の乗ったドウドュースとイクイノックスのダービー以来の対戦も見てみたかったので、非常に残念ですが、
「あれは見たかったね」と言える方が幸せなこともあるように思います。

そして、チャンピオンズカップの残念覇者ジュンライトボルトも9月に引退をしています。移り変わりの早い世界なのです。

さぁ、年末までの残りのレースについては2歳G1も行われることから、そうした寂しさを紛らわせてくれる馬の誕生にも期待したいところです。

そんなチャンピオンズカップ。
中京開催。3歳以上の1,800m ダートG1になります。

昔はダートって言われると何となく格落ちの感がありましたが、今は違う。

そもそも地方競馬はほぼ全てがダート。
まぁこれは芝が傷むものであり、管理の面や金銭的な点が大きいわけですが、なんとなく青々としたJRA競馬場に比べどんよりとしたイメージ。
JRAで走らなかった馬が地方へ転入することも多く、何となく芝で走らなかった馬がダート、という格落ち感が昔はありました。

ただ今は違う。
それの1番の理由はやはり中東マネー。
世界最高賞金のレースはサウジカップやドバイワールドカップ。
芝コースもありますが、最高峰はダート。サウジカップの1着賞金は1,000万米ドル。

今年はパンサラッサのダート挑戦でサウジカップを勝ってしまったり、地方を主戦としていたウシュバテソーロがドバイワールドカップを勝ってしまった。などそうした世界のダートでの活躍も目立った年。

イクイノックスが22億円稼いで歴代No.1に君臨していますが、パンサラッサも19億近く稼いでますので、中東ドリーム恐るべし。

こうした出来事はJRAのダート馬だけでなく地方を含めた日本中のダート馬に夢を与えてくれました。
今やダートの方が夢があると言っても過言ではないのです。
そんなダートのG1。チャンピオンズカップ。

では続いてコースの特徴。
中京ダートコースの1,800m。
非常に横長のコースで3-4コーナーはスパイラルカーブとも称される。
スタート地点は正面スタンドゴール手前から。コースを1周するという事はコーナーも4つ。ワンターンにしか慣れてない馬などはこの辺り非常にポイント。スパイラルカーブ含め、カーブ時には外に膨れてしまいますので、外を回される馬はその点注意が必要と考えられます。

ではさっそく私の予想。

◎ 9.クラウンプライド
◯ 4.テーオーケインズ
▲ 6.グロリアムンディ
⭐︎ 3.ジオグリフ
△ 1,2,7,8,11,12
と、今週は非常に広め。

注目は12.セラフィックコールと15.レモンポップ。この2頭が最上位人気。

15.レモンポップは近年の日本ダート界の中心馬。今年のフェブラリーステークスの勝ち馬でもあります。
ドバイでこそ負けてますが、国内は全レース連対。3着にさえなった事がない。前で競馬ができる点も安定感があります。
元々は1,400m位がベストな馬で距離不安がありますが、前走マイルチャンピオン南部杯(盛岡)では1,600mのレースで2着に2秒の差をつける大勝ちとなっており、その点では距離はギリギリもつか。

しかし盛岡1,600mも2コーナー奥のポケットからスタートのワンターン。Uの字型のコース。今回はカーブが4つで距離も1,800m。
大外枠という点もあり、軸には厳しいとジャッジ。
私は今回は広めに買いたいので切ります。

人気馬のもう一頭は12.セラフィックコール。こちらは初戦からダートを走り続け5戦5勝。
3歳馬でもあり1番勢いのある馬。全レース上がり最速で着差も大きく、間違いなくこれからのダート界を引っ張っていく存在。

現在4.4倍程度の単勝オッズ。
「セラフィックコールが単勝4.4倍で買えた時があったんだよなぁ」とレジェンドクラスになる可能性もあり、もしかするとものすごく美味しい可能性もあります。距離も大丈夫。

しかし、基本は後ろからで大外ぶん回し。
格段とレベルの上がる本レース。スパイラルカーブで外回されて果たして届くんか。こちらもその点軸には向かず。

ということで。
私の本命は9.クラウンプライド。現在3番人気。
海外趣向が強く、12戦中海外が5戦。
そもそも前走が海外や地方やらが乱立する本レース。そのあたりが予想難解の一つの理由。
この馬も前走は韓国コリアカップを圧勝してはいますが、メンバーレベルがよく分からん。
しかし昨年の本レースも走っており2着。このあたりは評価していいように思います。
鞍上は川田。枠も去年と同じ5枠。馬券内という意味ではこの馬がベストと判断しました。

対抗は4.テーオーケインズ。現在4番人気。
一昨年の本レースの勝ち馬でございます。
昨年も本レースでは1番人気1.5倍を背負いながらも4着。その後は勝ちきれない日々が続いており、現在6歳。年内での引退が予定されています。復活あるか。
この年内の引退をどう捉えるかも中々難しい。しかも本レースを最後とは言ってないんでメイチの仕上げとも限らない。負けたら東京大賞典で泣きの一回。てな感じかと。
その点、買いにくい要素もありますが、実績はある馬ですので、対抗にはこちらを。

⭐︎には3.ジオグリフ。現在10番人気。
イクイノックスと同じ木村哲也厩舎。皐月賞では二頭出しの上、イクイノックスに勝っています。
ドウドュースだけじゃないわけです。この馬もイクイノックスに勝った事がある。
その後はダート、芝と使いこなすも中々勝てず。一見すると迷走。
しかし、元々はダート適性を期待されて転向。鞍上にビュイックを抑え、人気薄から狙いたい一頭。

その他、ルメールは抑えておきたいし、メイショウハリオも切りたくない。と、非常に混沌としたレース。

多分若干荒れ要素あり。人気馬をどっちか切れば広めに買って問題ないと思います。

以上、残り年内のG1もあとわずか。
頑張っていきましょう!

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