さぁ今週は待ちに待った日本ダービー。
最高峰。全てのホースマンの夢。3歳馬7906頭の頂点を決める注目の一戦となります。
とにもかくにも、どの馬もこのダービーを3歳までの最高目標として戦ってくる、そんなレース。
賞金も皐月賞が2億円に対してダービーは3億円。ただ、そんな賞金の違いよりもダービーだけは他のレースと別格の扱いをされる。
なぜなのか。
それはこの“日本ダービー”が現在の日本競馬における馬の一番求められる適正を測るレース
=将来の種牡馬選定レースだから、と考えて良いと思います。
東京芝、と言えば天皇賞(秋)やジャパンカップなどに使用される日本を代表するコース。
直線が500mを超える上がり勝負になりやすいコース。
やはり、日本競馬にとって一番求められる適正は“上がりの早さ”。
先行している馬を後ろからごぼう抜き。これが出来る馬の適性が最も高く評価されているように思います。
ディープインパクトが4歳で引退したのも、ディープインパクト亡き後はコントレイルにイクイノックスとバリバリの馬が4歳で引退をいているのも、良い馬には早めに引退してもらって種馬になってもらう方が、競馬会にとってはありがたいわけです。
そのために大きなお金も動く。
そんな馬の選定レースとしては皐月賞でも菊花賞でも無くこのダービーに求められる才能が、即ち日本競馬界が求める“才能”といえる訳です。
よってこのダービーを勝つ、という事はこの名誉が残るだけで無く、実際に血が残る、という事につながるわけです。
そんな違いがこの日本ダービーが別格視される理由と考えることができます。
と、そんな中。
今回のレースを前に何となく不穏な噂が。
今回一番人気になりそうなジャスティンミラノ。
ジャスティンの冠はABCマートのオーナー三木さんの馬なわけですが、昨年からあった噂として調教師への暴言などからノーザンファームとの関係が悪化。
セレクトセールには出禁になってしまっているとのこと。
昨年時点ではただのゴシップだろう、と気にもしてなかった訳ですが、どうやらかなり信憑性が高そう。
となると、ここはノーザンファームとしては1番人気ジャスティンミラノには、どうしても勝たせたくない、という雰囲気を感じております。
もちろんイカサマなんてものはあり得ませんが、打倒ジャスティンミラノとばかりにマークも厳しくなると思われますし、ここでは少し間引いて考える要因といたしました。
そんなコトを踏まえ、では本日の予想
◎ 8.アーバンシック
○ 15.ジャスティンミラノ
▲ 9.ダノンエアズロック
☆ 5.ダノンデサイル
△ 2,3,6,12,13
と致しました。
まずは、1番人気15.ジャスティンミラノ。
距離もコースも問題無いように思いますが、不穏な噂から勝ちきれないという想定にすることにします。
鞍上戸崎もダービーはおろか2,000m以上の東京ではG1を獲得出来ていませんので、きついマークに合い、道中外を回され、広い東京であっても直線上手く進路がとれず2,3着。という想定。
じゃあ反対に勝たせたい馬はどの馬か、という点で考え、本命は8.アーバンシック。現在4番人気。
新種牡馬いりしたスワーヴリチャード産駒を今、勝たせたいと馬として評価。
初年度の種付け料が200万円であったのに対し、子供たちが2歳時点でかなり走る事が分かり、なんと今では種付け料は1,500万円に。
ダービーを勝てばまだ子供が走ってもいないのに2,000万円という種付け料のイクイノックスに並べるかも知れません。
前走皐月賞も外を回してハイペースの中、良い足を使って4着と東京コースならもう少し先着しても良いものと想定。
続いて2.レガレイラ(現在2番人気)への評価。
この馬も同様にスワーヴリチャード産駒ではあり、最初は対抗くらいに考えていましたが、どうしても2戦目のアイビーSで3着に負けていることが気に入らない。
不利も無かったように思え、普通に力負けの感。
そうするとホープフルステークスが実は大したメンバーじゃなかったってことになり、前走皐月賞がほぼ力通り。
じゃあ、いくらルメールでも2,400mで善戦は不可能。ギリギリヒモまで。
そうすると前走ルメールが乗っていた12.シックスペンスの川田乗り代わりも評価下げ。
木村厩舎との関係はあれど、シックスペンスもアーモンドアイでコンビを組んだ国枝調教師。
シックスペンスをルメールが選ばなかったと考えれば、せいぜいレガレイラと同じレベル。
左回りが初で経験値的にも未知数。無敗での参戦と川田人気で、ここは評価下げ。ヒモまで。
であればと評価上げは9.ダノンエアズロック。現在5番人気。
こちらはなんと言っても前走皐月賞2着のコスモキュランダをデムーロに返してのモレイラが騎乗。
モーリス産駒に2,400mいけるかなぁと不安はあれど、東京は3連勝。アイビーSではレガレイラに完封であり、比較感では上。対抗に。
穴として狙うなら5.ダノンデサイル。前走予定の皐月賞では、直前の除外でクラシック参戦とはならなかったものの、京成杯では今回本命のアーバンシックに勝っている点から人気薄からはこの一頭。
人気馬としてはシュガークンは青葉賞からはキツいと武豊でもカット。シンエンペラーは切ることも考えましたが、矢作の自信を最後にもう一度信じる事にしてヒモに。
買い目としては
3連複フォーメーション
8-5・9・15-2・3・5・6・9・12・13・15 以上18点。
3連単フォーメーションは
8・9-15←→2・3・5・6・8・9・12・13以上28点。
でいきたいと思います。ジャスティンミラノは3着以内では一番堅い。でも1着にはなれない。という予想になります。
普段ならもう少し絞りますが、今日は惜しいは悔しい。
外れるならパーっと外れて欲しいと考え、以上の買い方。
以上、日本ダービー。頑張っていきましょう!
日本ダービー
- 2024年5月26日
- コラム
フォローよろしくお願いします!